平成27年度の定期総会で新会長に選任された井上でございます。
当遺族会は黒川前会長はじめ立派な歴代会長の並々ならぬご尽力、役員及びご関係皆さまのご協力、更に会員の温かいご支援のおかげをもちまして遺族会として世上例を見ない活動を続けることができ、輝かしい成果をおさめて参りました。
早いもので遺族会結成から52年になりました。昭和42年、浮田信家氏、佐竹エス氏のお二人が半年間かけての現地調査から始まり、遺族会の念願だった現地慰霊碑の建立、慰霊団の訪問と歴代にわたっての活動を続けてまいりました。また会誌「環礁」、「本部だより」の発行、ホームページの立ち上げなど、当遺族会は私たちにとっても大切な心の拠り所にもなっています。
昨年秋には靖国神社・遊就館において、写真展「マーシャル群島遥かなり」を開催し、好評をいただきました。関係の皆さま大変ご苦労様。
戦後70年、会員の高齢化もあって、当遺族会の存続が危ぶまれる時期もありましたが、昨秋会員に遺族会存続についてのアンケートを実施し、その返信はがきの多くの方々から遺族会維持存続のご要望をいただきました。4月の定期総会で新役員が下記の通り決定。その後の役員会でそれぞれ役割分担(慰霊、広報、総務、会計)を決め、会長1名、副会長3名、監事1名、常任幹事2名、幹事10名、計17名が決まりました。うち前役員は4名、新役員が13名。当面、遺族会の長年に亘る書類、資料などの点検などから始め、かなりの時間と手間がかかると思われます。会の運営が一日も早く軌道に乗りますよう新役員一同努力いたしますので、引き続き皆様のご支援ご協力をお願いいたします。
平成27年6月1日
マーシャル方面遺族会会長
井上 賀雄